2018年 01月 31日
下部尿路疾患
こんにちは。
雪すごかったですね。久々の雪で楽しかったです(=゚ω゚)ノ
さて、今回は下部尿路疾患についてお話したいと思います。
【下部尿路疾患とは】
まず始めに、尿路の説明をしたいと思います。尿路とは体にとって不要な水分を尿として排泄するための通り道と言えます。大きく分けると腎臓→尿管→膀胱→尿道という流れで構成されています。
図のように、膀胱や尿道で起こる疾病を下部尿路疾患といいます。
【代表的な病態】
・膀胱炎
・尿石症
まず膀胱炎ですが、特発性や細菌性などが考えられます。特発性は具体的な原因はよく分かっていませんが、ストレスの高い子猫で多い疾患です。細菌性は環境中からの細菌感染がメインとなります。また、糖尿病のある子だと尿中に糖が混じって細菌が増えやすくなっているので注意が必要です。
次に尿石症ですが、良く見られるのがストラバイトです。特に秋~冬は飲水量が少なくなり、それに伴いおしっこの量も少なくなり細菌が増えやすくなってしまいます。その結果尿中のpHが上がってしまい、リンやマグネシウムなどが結晶化してストラバイトとなり、尿が尿路を通りにくくなってしまう…ということもあります。また環境中からの感染が起こりやすい子もいるので、飲水量やおしっこをする様子にどこか変な様子はないか見てあげると良いと思います。
最後にデンタルキャンペーンでお渡しする商品について少しご紹介したいと思います!
左がアクアデント 右が歯みがきペーストです。
アクアデントはキシリトールが配合されていて、飲み水と一緒にあげるだけで口腔内の衛生面をサポートしてくれます。
こちらはサンプルの小分けで提供させて頂きます。
歯みがきペーストは嗜好性が高く、ブラッシングの後にすすぐ必要がありません。
気になるワンちゃんネコちゃんの歯の健康…この機会をぜひご利用ください!
小沼